私が考える、幹事をすることで得られる最大のメリットは、交流の場を自分でセットできる能力が身に着くことです。
ですが、幹事をすることで得られるメリットは他にもまだまだたくさんあるんです!
本記事では幹事のメリット12点をカテゴリ分類して紹介します。
- 様々なスキルが身に着く
- 金銭面で得をする
- 自分の好みを反映できる
- 自分の信頼貯金が貯まる
様々なスキルが身に着く
何といっても、幹事をすると様々なスキルが身に着くことは大きいメリットです。
身に着くスキルはどれも仕事やプライベートに役立つものばかりです。
マネジメント能力が身に着く
幹事は交流の場を作る役割のため、こなしていくいうちに自然とマネジメント能力が身に着きます。
マネジメント能力といっても色々ありますが、代表的なものを以下に記します。
- スケジュール管理能力
- 様々な交渉力
- 金銭管理能力
- 必要な人へ適切に連絡するセンス
- 企画力や運営力
- 他者に配慮・気配りする所作
最初から全てを自然にできる人の方が少ないでしょう。
幹事はこれらの能力を養うのにうってつけです。
逆算思考が身に着く
出来る人と出来ない人の差が激しく、また出来ない人はとことん出来ないのが逆算思考です。
- 逆算思考とは
- 目標を先に設定して、そこに到達するためには今何をして、どのように進めてゆくかを逆算してアクションプランを立てる思考法
逆算思考の対義語が積み上げ思考で、この2つの思考はよく仕事の納期に対する考え方として紹介されます。
- 積み上げ思考とは
- 今できることを積み上げてゆき、その最終的な到達点を目標とする思考法
仕事での使用頻度・重要度が高いのは逆算思考です。
幹事の仕事はまずイベント開催日=目標達成日を決めるところから始まります。
そして、開催日に向けて何をいつまでにやる必要があるかを見積もって行動します。
つまり、幹事をすれば逆算思考の手順が自然に身に着くというわけです。
会場選びが上手くなる
会場選びはイベントの成否を決める重要な要素の一つです。
会場選びのプロセスは
- インターネットを駆使して会場を探し
- 会場を比較して絞り込み、一つに選定する
- 選定した会場に足を運び、実際に良かったかどうか評価する
の3点で成り立ちます。
幹事をこなして会場選びのプロセスをガンガン回していくことで、会場選びがどんどん上手くなります。
特に飲食店の目利きが出来るようになるメリットは大きく、街をぶらぶら歩いて店を探すときに重宝します。
感性を磨くために必要なことは、自分で選んで足を運んで体感する。これに尽きます。
低リスクでスキルを磨く機会を得られる
いくら有用なスキルが手に入れられるといっても、実践の機会がなければなかなか身に着かないものです。
その点、幹事をやれば低リスクでスキルを磨く機会が得られます。
残念ながら幹事は皆がやりたがらない役割のため、手さえ挙げればたくさん引き受けることが可能です。
それに、幹事で何か失敗をしたとしてもせいぜい怒られるぐらいで、仕事のように損害を出してしまうわけではありません。
ですから、気軽に幹事をこなしてスキルを磨いていきましょう!
金銭面で得をする
幹事の役得として、金銭面は見逃せないポイントでしょう。
イベントをうまく切り盛りすれば、それなりのメリットを得られることが多いです。
ただし、やりすぎるとかえって自分の評価が下がってしまうため注意しましょう。
ちなみに私はいつも無料分を全体に還元して会費を下げています。
自分の持ち出しがないのに感謝される、参加者も得する、いいことづくめです。
※稀に「幹事特権だから使っていいよ」と言われることもあります。その時は遠慮なく使わせてもらってます。
ポイントが貯められる
最近では予約サイトを利用するとポイントが貯まるサービスがあるのが普通になってきました。
例えば飲み会の会場予約では、予約人数×50~100ポイントもらえます。
会社の部署単位での飲み会など、数十人単位の企画をするとそれだけで会費をまかなえてしまいます。
私のように年間数十回ぐらい飲み会の幹事をしている人間からすると、もはやポイ活レベルです。
※飲みに行った分お金が出て行っているだろ!という突っ込みはご勘弁を・・・
※※新型コロナウイルス感染症流行前の話です
クレジットカードの利用実績が付けられる
クレジットカードの信用を高める方法として、以下の3点が挙げられます。
- 毎月利用実績を付ける
- 利用回数を増やす
- 使用した分はきっちり払う
幹事は会費を集計して一括で支払いをするため、利用実績を効率よくつけることが出来ます。
多くの利用実績を積むことで信用が貯まっていき、利用限度額を増やせることもあります。
さらに、ハイステータスカードと名高いブラックカードは利用金額も重要と言われています。
ブラックカードが欲しい方は幹事を数多くこなすのが近道かもしれませんよ。
自分の好みを反映できる
幹事の醍醐味の一つが、セットするイベントに自分の好みを反映できることです。
自分好みのイベントがないのであれば、自分で企画・幹事を行って作ってしまえばいいのです。
自分が好きな店や場所を選べる
会場のセットを自由にできるのは大きなメリットです。
自分の行きつけの店はもちろん、行ってみたかった店にセットできるのは単純に楽しいです。
私は例年2桁ぐらい忘年会に出席するのですが、大半は私が幹事をしているので食事内容が被らないように調整できます。
また、会場の場所を自分にとって交通の便がいい所を選べるのは単純に自分の身体が楽です。
開催日を選べる
通常イベントは幹事がいないと成り立ちませんから、開催日は幹事の都合が付く日から選ぶことになります。
自分の都合のいい日をピックアップして、参加者に予定を合わせてもらうことができるのも幹事ならではのメリットです。
参加メンバーを選べる
参加メンバーの選定もイベントの成否を分ける非常に重要な要素の一つです。
自分が開催するイベントですから、参加者も自分の好きに選べます。
会社の飲み会とか、メンバーが選べない時はどうするんだよ!
言いたいことはよくわかります。
いくつか対策はあるのですが、ここに書くとボリュームが大変なことになるため今後別記事で書く予定です。
自分の信頼口座の残高が貯まる
皆さんは信頼口座という言葉をご存じでしょうか。
世界で3000万部、日本で200万部以上のベストセラーを誇るビジネス書「7月の習慣」で出てくるキーワードです。
人と人の関係で生まれる信頼を貯えておくことを銀行の口座にたとえて、信頼口座と呼ぶことにしよう。それは、人間関係における安心感でもある。
スティーブン・R・コヴィー『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』キングベアー出版
ざっくりと意訳すると「人に感謝されることをすれば信頼されていくよ」ということですね。
幹事はやりたがらない人が多いこともあり、引き受けた時点で感謝される役割です。
つまり、幹事をやればやるほど信頼残高が貯まります。
参加者から感謝される
純粋に参加者から感謝してもらえるのはうれしいです。
私はオンラインコミュニティで知り合った人とオフ会をすることも多いのですが、参加者から「楽しかったから次は知り合いと一緒に参加したい」と言われることもあります。
自分のイベントを紹介したいと言ってもらえるって、自分のイベントの価値を認めてくれるということなので本当にうれしいですよ。
そこからさらに人の輪が拡がっていきますから、言うことなしのメリットです。
会場からも感謝される
イベントの幹事は会場の方によく覚えられます。
特にチェーン店でない飲食店の店主の方は、こちらが驚くほど幹事のことを覚えています。
私も過去に団体利用した店に後日訪れた時に開口一番お礼を言われたことや、お礼として何かしらサービスを受けた経験がかなりあります。
気にいった店で行きつけ感を出したいなら、幹事になって団体で行くのが手っ取り早いです。
参加者から好意的に接してもらえる
幹事は担当した時点で感謝される役割のため、参加者から好意的に接してもらえます。
特にオンラインコミュニティのオフ会など、全員が初対面の場面で効力を発揮します。
幹事になれば他の参加者よりも接点が多いこともあり、会話も弾みやすいです。
また、幹事というだけで顔も覚えてもらいやすくなります。
そのため、話すのが苦手な人ほど幹事をした時の恩恵が受けやすくなりますよ。
まとめ
幹事のメリットは交流の場を自分でセットできる能力が身に着くこと以外にも、
- 様々なスキルが身に着く
- 金銭面で得をする
- 自分の好みを反映できる
- 自分の信頼貯金が貯まる
といった幅広いメリットがあります。
幹事は第一歩こそ心理的ハードルはありますが、やってしまえばなんてことはありませんし、やればやるほど上手になります。
本記事に書いたメリットを受けたいと思ったら、小さなものでいいので一度幹事をやってみましょう!