会社の飲み会の出席率が低いんだけど、どうしたらいいかな?
よく飲み会で一緒になった別部署の上席の方にこんなことを言われます。
そして、出席率を上げる方法を教えてくれと言われるのですが、方法はひとつしかありません。
飲み会の参加者を増やす方法は、来たいと思ってくれるような飲み会にすることだけです!!!
この記事では、幹事回数500回越えの私が幹事の目線から見た
- なぜ会社の飲み会は参加率が低くなるのか
- どうすれば会社の飲み会の参加率を上げることが出来るのか
の2点について解説します。
会社の飲み会も好きな私が実践した方法も説明します!
参加率が低い原因を考える
会社の飲み会の参加率が低い原因を考えるために、そもそもなぜ会社の飲み会が嫌われるのか、よくあるネガティブな要因を挙げてみます。
- 上司の話を聞かなくてはいけないから
- 愚痴の言い合いになるのが嫌
- 自慢や説教を受けるのが嫌だから
- 参加する意義がわからないから
- 会社の人とわざわざ飲みに行きたくないから
- いつも同じメンバーになるから
- お金がかかりすぎるから
- 時間がかかりすぎるから
- 他の趣味等に時間を使いたいから
- 子育てや家事に追われて参加が難しいから
- 強制されるのが嫌だから
- 絡まれたりハラスメントを受けるのが嫌だから
- 余興をやらされるのが嫌だから
- そもそも飲み会自体が嫌いでしょうがないから
これでもかというぐらい並べましたが、幹事ではどうしようもない理由はせいぜい黒字の3つ程度です。
裏返せば、会社の飲み会に行きたくない理由の大半は対処が可能ということになります。
一部の原因についてさらに深堀していきましょう。
飲み会の参加率が低いのは単純に楽しくないから
会社の飲み会に行きたくない人の心情を一言で表すと、飲み会が面白くないからです。
上司からの説教や自慢話、先輩社員が固まって愚痴大会、執拗な詮索・・・
やっている方は楽しいかもしれませんが、やられた側が楽しくないのは明白です。
出席率を高めるためには、自分が楽しむ飲み会から皆で楽しめる飲み会への転換が必要になります。
楽しくない上に搾取までされるとより来なくなる
楽しくないだけならまだしも、失うものが多いとなおさら足が遠のきます。
- 終わりが見えないと終業後の時間を全て取られる
- 飲み会が長くなればなるほどお金がかかる
- 参加を強制されられることで自由が奪われる
飲み会も仕事のうちなんだから細かいことを言うなよ!
この思考は非常に危険です。
法律上は飲み会が仕事なら残業を払う必要があるという解釈になっています。
若いうちの苦労は買ってでもするものなんだよ
苦労するとわかっていて渡すのも問題ですが、そもそも苦労を買うかどうかを選ぶのは参加する側です。
苦労を買いたくないから参加率が低いのです。
飲み会の開催で目的は本当に達成できるのか
会社の飲み会を開催する理由で最も多いのが「コミュニケーションを深めること」です。
中にはコミュニケーション不足が原因で仕事の連携がうまくいかないから飲み会をするなんて話もよく聞きます。そうなると本末転倒です。
仲良くなった人とコミュニケーションをもっと深めたいから飲み会に行くのであって、飲み会をすればコミュニケーションが取れるわけではありません。
飲み会を開けば何とかなると考える人は、順序が逆なんですね。
仕事の会話不足が問題なら、仕事中にミーティングの時間をしっかり取るべきです。
来たくなる飲み会にする方法
そんなネガティブ感満載の会社の飲み会の参加者を増やす方法はシンプルで、来たくなるような飲み会にすることです。
来たくない理由はもうわかっているので、逆のことをすればいいのです。
以下に参加者を増やすポジティブな施策を書きました。
- 皆が楽しくなる話を理解してもらう
- 上席の人に率先して楽しくなる振る舞いを実践してもらう
- 要注意人物は予めマークしておく
- 開催時間を工夫する
- 飲める人も飲めない人も互いに思いやる
- 出席の集め方を工夫する
- 参加を任意にする
- 途中参加・途中退席OKにする
- 職制に応じてお金を配慮する
- 終了時間を厳守する
- 二次会の参加を任意にする
その中でも私が実践した中で特に効果的な方法について解説します。
参加者を増やす話し方に賛同してもらう
先述したように、参加率を増やすためには根本原因を直す必要があります。
上席の人たちは自分たちが楽しめる飲み会が標準だと思っているため、なぜ飲み会の参加率が上がらないかわかりません。
そのため、上席の人に理由を説明して、参加者を増やす行動を取ってもらいましょう。
- 自分が楽しい話ではなく、相手が楽しめると思う話をする
- 仕事の話は極力しない
- 上記を守らない社員がいたら注意する
非常にシンプルな策ですが有効で、特に3番目は効果抜群です。
上席の人が理解してくれなかったらどうするんだよ!
その時は幹事をきっぱり断りましょう
私も上席の自慢話と説教に付き合う会に出たくはないし、ましてやセットしたくありませんからね・・・
直接伝えた時の反応を見て、自分に取って上席の人が幹事しがいのある人かどうかを見極めてやるぐらいの気持ちでいましょう。
飲み会ではなくランチ会にするのも有効
コミュニケーションを深めるという目的であれば、何も飲み会にこだわる必要はありません。
子育てや家事に忙しい女性がいるのであれば、夜ではなく昼休みの時間を使えばいいのです。
私のオススメは、ちょっといい仕出し弁当を取ってみんなで食べることです。
安上がりで手間もかからず、会の時間も十分取れます。
俺がしたいのは飲み会の参加率を上げたいんだよ!
おっしゃりたいことはわかります。
ですがランチ会でコミュニケーションにいい印象を持ってもらえれば、自然と夜の飲み会に来てもらえるようになりますよ。
こんなに楽しい会なら夜も行きたい!と思ってもらいましょう
終わりの時間を明確にすることでまた参加しやすくなる
日本人は始まりの時間には厳しいですが、終わりの時間がルーズというのは有名な話です。
飲み会もついつい終わりの時間が延びがちですが、ここはスッパリ終了時間厳守にしましょう。
二次会も完全任意参加にして、一次会後に帰りたい人が帰れる雰囲気を率先して作りましょう。
飲み会が時間通りに終われば家族が起きている時間に帰ることが可能になりますし、飲み会後に別の予定を入れることもできます。
ちなみに私も二次会に行くことの方が少ないため、一次会で終了したい人からの評判はかなり良いです。
アラヤ主催の飲み会は確実に早く帰れるから、奥さんも機嫌よく送り出してくれるよ!
なんて声もよく聞きます。
自由に参加出来る仕組みづくりをする
会社の飲み会がリラックスして楽しめるということが伝わっていけば、あとは気軽に参加してもらうように仕組みを作るだけです。
過去に日程調整方法と案内方法の記事をまとめてありますので、併せて参考にしてください。
>>楽に日程調整ができる食事会・飲み会案内メールのテンプレート
まとめ:あの幹事が開く飲み会なら行きたいと思わせられるようになろう!
以上、飲み会の参加率が低い原因と上げる方法を説明しました。
今回の記事内容を一言でまとめると、相手を思いやってコミュニケーションを取りましょうというだけなんですね。
今回取り上げた来たくなる飲み会にする方法を実践していけば、自然と参加率も自分の信頼度も上がっていきますよ。